10年後の留学費用は、いくらになるか(2026年版)

更新日:2026年9月30日 / 文:奥村太輔(留学FP・株式会社Skybound Finance 代表)

海外大学の授業料(留学生向けの料金)は、この10年で年3〜7%のペースで上がってきました。同じペースが続くと、10年後の授業料は今の約1.3〜2倍になります。

為替が今と同じでも、ハーバード大学の授業料は年934万円から、10年後には1,325万〜1,416万円です。

金額は大きく見えますが、進学する年の金額が早めに分かれば、1年あたりの準備は小さくできます。

海外大学の授業料は10年後いくらになる?(11校の試算)

学校

2026年度の授業料

年あたりの上昇率(直近約10年/長期)

10年後の授業料

円にすると(今のレート)

ハーバード大学(米)

59,320ドル

3.6%/4.3%(1989年〜)

8.4万〜9.0万ドル

934万円 → 1,325万〜1,416万円

スタンフォード大学(米)

67,731ドル

3.6%/3.8%(2005年〜)

9.7万〜9.8万ドル

1,066万円 → 1,525万〜1,542万円

ニューヨーク大学(米)

68,574ドル

3.9%/4.0%(2006年〜)

約10.1万ドル

1,079万円 → 約1,590万円

カリフォルニア大学バークレー校(米・州外生)

53,472ドル

3.8%/3.9%(2005年〜)

7.7万〜7.8万ドル

842万円 → 1,218万〜1,233万円

ミシガン大学(米・州外生、2025年度)

63,480ドル

3.9%/4.3%(2005年〜)

9.3万〜9.7万ドル

999万円 → 1,470万〜1,520万円

オックスフォード大学(英・歴史学)

43,600ポンド

6.9%/5.6%(2008年〜)

7.5万〜8.5万ポンド

908万円 → 1,562万〜1,764万円

ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(英・歴史学)

32,000ポンド

7.1%/5.8%(2009年〜)

5.6万〜6.4万ポンド

666万円 → 1,170万〜1,322万円

キングス・カレッジ・ロンドン(英・歴史学)

29,000ポンド

6.0%/5.4%(2010年〜)

4.9万〜5.2万ポンド

604万円 → 1,022万〜1,078万円

クイーンズ大学(加・文理学部)

44,810カナダドル

2.9%/5.7%(2006年〜)

6.0万〜7.8万カナダドル

497万円 → 660万〜865万円

フィリップス・アカデミー・アンドーバー(米・寄宿学校、寮費込み)

79,800ドル

4.4%/4.0%(2008年〜)

11.9万〜12.2万ドル

1,256万円 → 1,867万〜1,924万円

イートン・カレッジ(英・寄宿学校、寮費・VAT込み)

65,673ポンド

5.9%/4.8%(2008年〜)

10.5万〜11.6万ポンド

1,367万円 → 2,192万〜2,423万円

為替は2026年9月30日時点(1ドル=157.4円、1ポンド=208.2円、1カナダドル=111.0円)。10年後も同じレートと置いています。

表の数字は授業料だけです(寄宿学校は寮費込み)。寮費・食費・保険・渡航費は入っていません。

この試算はどこまで当てになる?

  • 為替は別に動きます。 10年後に10%円安なら、円での金額はさらに10%増えます。円高なら減ります。

  • 英国は上がり方が速いです。 オックスフォード、UCL、キングスはどれも年5〜7%。米国の私立(年4%前後)より速いペースです。

  • 下がることもあります。 クイーンズ大学は2026年度の新入生から、留学生の授業料を約18%下げました。だから直近10年の上昇率が低く出ています。

  • 制度が変わると跳ねます。 イートン・カレッジは2025年に英国の私立校へVAT(付加価値税)がかかり、2024年度に約20%上がりました。カナダのマギル大学は2020年前後に留学生授業料の規制がなくなり、直近10年は年13%上がっています(表からは外しています)。

どうやって計算した?

  1. 各校が公表している授業料(留学生料金)を、年ごとに集めました。英国とカナダは同じ学部・同じ料金区分でそろえています。

  2. 「直近10年」と「取れる範囲でいちばん長い期間」の2つで、年あたりの上昇率(年平均成長率)を出しました。

  3. 2026年度の授業料に、2つの上昇率をそれぞれ10年分かけ、低いほうと高いほうを幅で示しています。

過去の上昇率が続いた場合の試算です。将来の金額を約束するものではありません。

※このページは特定の金融商品をおすすめするものではありません。

よくある質問

Q. 10年後の留学費用は、今の何倍になりますか?

A. 授業料だけで見ると、この11校では約1.3〜2倍です。米国の私立大学は約1.4〜1.5倍、英国の大学は約1.7〜2倍でした。為替と生活費は別に動きます。

Q. 留学資金はいつから準備すればいいですか?

A. 早いほど1年あたりの負担が軽くなります。授業料は毎年上がるので、「今の金額」ではなく「進学する年の金額」から逆算するのが基本です。お子さまが何歳かによって、月々の額が変わります。年齢別の月額は「留学資金はいつから?年齢別の早見表」にまとめています。

Q. 生活費も同じように上がりますか?

A. 生活費は現地の物価(消費者物価指数)に沿って上がります。授業料とは上がり方が違うので、分けて見積もります。

Q. この表に載っていない学校も調べられますか?

A. はい。株式会社Skybound Financeでは米・英・加・豪などの大学と寄宿学校、あわせて約240校の授業料の推移をそろえています。無料相談で、志望校と進学年に合わせて試算します。

この記事を書いた人

奥村太輔(おくむら だいすけ)。留学FP。株式会社Skybound Finance 代表取締役。カリフォルニア大学アーバイン校卒。留学費用を家計から逆算して、準備のしかたを家庭ごとに設計しています。

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出典(各校の公式発表)

過去の年度の数字は、各校の過去の公表資料とWeb Archiveで確認しています。